学会レポート
レポーター:剛田(本名:橋田剛一・広報部)

2月27日の日曜日に、行岡リハビリテーション専門学校にて、第11回大阪府理学療法士学会が開催されました。今回、本学会に参加いたしました、剛田が、実況レポートをさせていただきます。
昨日(26日)が、非常に寒かったせいもあり、学会開催当日も、やはり寒いと予測し、また感じられた会員の先生方が多かったのではないでしょうか?9時から開始された開会式時には、立派な第1会場は参加者がまばらであったような印象を受けました。が、やはり第1セッションが始まるころには、会場の人数も、開式の時とは比較できないほど、席がうまりつつありました。さて、いよいよ、一般演題発表の開始です。

ところが、第1会場、第1セッション開始のお言葉を座長の先生が発言なさろうとすると、マイクの調子が乱れ、一瞬それまで、静寂であった会場にざまめきが生じました。何か不吉な予感が?されど、座長の先生は少しも動じず、冷静に対処して進行なさいました。そのおかげもあって、恐らく第1演者の先生も、高まっていた緊張の糸がほぐれたのではないでしょうか?会場の乱れは、やがて静寂さをとりもどし、各演者の先生方は、落ち着いた雰囲気で、ご自分の発表をしていかれました。
このセッションでは、発表が全て終わってから質疑応答という形式であったため、発表が終わり階段を降りる先生の安堵した表情と、次の発表のために階段を上がっていく先生のちょっと硬い表情が発表ごとに対照的にうつりました。一応、このように見たままをつらつらと書いている私こと剛田も次のセッションで発表することになっていましたので、そんなことばかりが目に付いたのかもしれません。時刻は10時5分前になりましたので、剛田は自分の発表会場に移動することにしました。

4階の第2会場にいくと、第2セッションの演題3の質疑応答が活発になされていました。この会場では、発表ごとに質疑応答という形式をとっていたようでした。第1会場と違い、1教室を使っているため、演者と聴者の距離が非常に近くなっていました。用意された座席は、8割近く埋まっていたような気がします。この会場は、こじんまりとはしているが、何とも言えない雰囲気をもっているという印象をうけました。
いよいよ第4セッションが開始されました。第1演者の先生は、フリートークで発表をなされていました。正直なところ圧倒されました。第2演者の先生は、質疑に対する応答で、ご自分のお考えを熱く述べていたような印象を受けました。私こと剛田の発表につきましては、紙面の都合上割愛させていただきます。そして、第4演題は、非常に興味をそそるこれからの分野のお話でした。理学療法士の可能性の豊かさ、幅広さを実感し、自分の発表でありながら、同セッションの先生方に刺激ばかりうけているうちに時間は過ぎてしまいました。

さて、今回の学会の目玉
でもある症例報告発表のセッションを覗きにいきました。まずは、症例検討IIIの骨関節疾患。このセッションの会場は、用意した椅子が足りないほどの人数でした。発表はスライド、ビデオを用いてなされ、質疑応答の際に、論議されているビデオを再生し直したり、スライドをもう一度映したりし、質疑応答の進め方に工夫がなされていたのが印象的でした。また、コメンテーターの先生方のご指導が、評価の際の視点であるとか、治療指針を考える際の思考の工夫などに対し、非常に分かりやすい言葉でなされ、発表者はもちろん、自分も含めた、フロアーの若い先生方もうなづいておられる光景が特徴的でした。
続いて、急いで階段を降り、第1会場で行われている症例検討 I の脳血管障害を聴きにいきました。ちょうど第3演題の途中でしたが、ここで今までに見たことのない光景を見ることになりました。発表が終わり、なにやらステージの上にベットと枕が用意されました。なんと、コメンテーターの先生が口頭でのご指導をなさった後、実際の訓練の考え方やその方法を、コメンテーターの先生自らが、演者を使って実技を行ったのです。この時は、フロアー全体が今までとは違った、なにか一つの空気に包まれているような雰囲気を帯びました。
今回から実施された症例検討は、それぞれの会場でなにか思考をこらして実践されていたような印象を受けました。

昼からの、特別
講演は、10分遅れて始まり、講師の武富先生が様々な視点から、テーマである“原点”を述べられました。映されたスライドの中で、非常に昔の機器の写
真から、なんと「痛みシリーズ」で有名なカリエ先生の写真まで見ることができました。また、原点というテーマと共に、今後の包括的医療の中での理学療法士の姿勢もあわせて述べられました。経験を積んだ先生方の中には、ご自身の理学療法士としての原点や歴史を、武富先生の講演に影響されて振り返られたのではないでしょうか?

次に、展示コーナに足を運びました。見に行った時間が、遅かったせいもあるのでしょうが、人影が少なく非常に寂しかった! 機器展示担当の方も、「見に来られる方が少なく、パンフレットが減らない」と嘆いておられました。学会に参加された先生方は、足をお運びになったのでしょうか?私こと剛田は、渦流浴等に用いるオンセンスをいただいて、展示コーナーを後にしました。
コーヒーコーナー(無料)も設置されていましたので、少し休憩をし、第5セッションに戻りました。最後のセッションであるためか、はたまた他の会場での発表が終了しているためか、フロアーの席はわりと多く埋まっていました。このセッションでは、機器を用いた発表が多かったためか、フロアーの先生方からは機器の解析処理の時のアドバイスやご指摘が活発かつ建設的な立場でなされていました。
全ての発表が終了し、閉会式が開かれました。
以上にて、私の目からみて、感じたこの度の学会のレポートを終わらせていただきます。
ありがとうございました。
会場進行係の日記
第2会場進行係:福島 隆伸(広報部)

最低気温−2°、天気は曇りのち一時雨そのあと晴れ。そんな中、『第11回大阪府理学療法士学会』が行岡リハビリテーション専門学校で行われました。会場は第1〜3会場に分かれ、各会場では主に比較的若い先生が緊張を隠しきれないまま演題を発表していらっしゃいました。
特に今学会では、一般演題以外に『症例報告』セッションが新しく企画され、中には顔面蒼白となりながらスライド、ビデオを駆使しつつ発表し、フロアーの熟練会員や座長、コメンテーターの先生に優しく(?)指導、助言を受けている若い先生の姿が印象的でした。
発表された32名の先生方、本当にご苦労さまでした。
午後からは雨と寒風が吹き荒れる中、特別講演が行われ、理学療法概論でも習わなかった理学療法の歴史を垣間見、古きを温め、さて今後どうしようと自分に問いかけるきっかけとなりました。

なにはともあれ今日は早朝から夕方まで長い1日でしたが、生涯学習の単位制を導入してから、登録が終わったら家路つく会員が多いのでは、という印象を受けました。また、府民公開講座である特別
講演に参加された一般府民の方が少なかったことが少々残念に思われました。