特別講演「理学療法士の原点を考える」を聴講して
緑ヶ丘病院 柳根 建博
先日行われました第11回大阪府理学療法士学会に参加し、武富由雄先生の特別講演「理学療法士の原点を考える」を聴講させていただきました。
講演では、理学療法士が誕生した歴史的背景を、大変に貴重と思われる当時の写真スライド数十枚を使って振り返っていただき、非常に興味深く、わかりやすく聴講させていただきました。その中で、理学療法士の一つの原点として、近代では2回の世界大戦があげられ、当時の負傷兵に対し看護婦がマッサージを行ったことから理学療法が始まり、戦中戦後を通
じて障害を負った兵士達の社会復帰の為に理学療法士の社会的要求が高まっていったとの史実が紹介されました。また、ポリオ患者のレベル診断のために徒手筋力検査が生まれ、その当時バネばかりで筋力検査を行っている模様なども貴重なスライドで紹介していただき、大変興味深く拝見させていただきました。講演の最後には、理学療法を創り上げた先人達の功績を振り返りながら、今後の理学療法士の歴史を創造していく為に、「専門性の発展」ということに触れられ、まず「個の発展」から「組織の発展」へ、そして「組織の発展」から「専門性の発展」へ、との引用を紹介されました。
私自身、新卒の理学療法士でありますが、日々臨床の中で自分の未熟さと無知さを痛感しております。この講演を聴講し、私自身の「個の発展」に日々努力を傾ける毎日でありたいと、改めて自分を振り返る日となりました。貴重なスライドと意義深き講演に感謝申し上げます。有り難うございました。