大会長挨拶

第30回大阪府理学療法学術大会 大会長
大阪河アリハビリテーション大学
村西 壽祥

このたび、第30回大阪府理学療法学術大会を平成30年7月1日(日)に大阪国際会議場にて開催させていただくことになりました。

大阪府理学療法学術大会は、大阪府理学療法士会会員の資質向上および学術研鑽の場として平成2年に第1回大会が開催されました。 以降、大阪府民の医療・保健・福祉の増進に寄与するとともに、若手理学療法士が学会発表を行う登竜門として第30回を迎えることとなりました。 歴代大会長をはじめ諸先輩方に深く敬意を表し、本大会の歴史と役割の重みを感じているところであります。

本大会のテーマは「次代を担う−臨床・教育・研究−」としました。 理学療法士が誕生して50年を超え、本大会が30回を迎えても、理学療法士にとって「臨床」「教育」「研究」が重要であることに変わりはありません。 しかし、医学・理学療法学の進歩や社会制度等の変化によって、我々を取り巻く環境や課題は時代とともに変わります。大阪には多くの若手理学療法士が様々な職域で働き、 多くの学生が理学療法士を目指しています。30回という節目の学術大会において「臨床」「教育」「研究」を振り返り、次代を担う理学療法士に何を期待し、どのように育成していくのか、 若手理学療法士はどのように研鑽を積んでいけばよいのか、様々な立場や世代で議論できる場にしたいと考えております。

大阪府理学療法学術大会は、若手理学療法士の学会登竜門としての役割が大きいと考えています。 多くの若い会員には日々の臨床や研究の成果を発表していただき、学術的討論を重ね、自己研鑽と理学療法の発展につなげていただきたいと考えております。 また、新人理学療法士が発表できる機会として、新たに卒業研究演題発表を企画いたしました。養成校在学時に取り組んだ卒業研究の発表を行うことで学術的交流を深めるとともに、 次に理学療法士となる後輩達に理学療法士としてスタートした姿を見せていただきたいと思っております。

本大会を開催する7月1日が有意義な一日となりますよう、運営スタッフ一同準備を進めて参ります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。