私は、ラグビーを通じ多くの感動(湧き上がる)体験をさせてもらいました。
とめどもなく涙があふれたとき、作ることのできない、飾ることのできない、真実の瞬間があり、鮮やかな自分がいました。
ラグビーの現役を引退し、今私は感性教育をテーマに活動しています。
感性とは、この湧き上がってくるものの源なのです。
人間どう生きたかは、何に対してどうときめいたか(湧き上がったか)によって決まります。
何にも湧いてこなかったら、人に言われたとおりに生きていくしかありません。
湧き上がってきたとき自分が自分に戻り、生きていることが鮮やかになります。
感性とは私そのものだと言っても良いと思うのです。
体の中から湧き上がってくる様な、感動(ときめき)を忘れていませんか?
なんにでもハッとできる、そんな感性を持ちながら生きて行きたいものです。
【林敏之略歴】
1960年2月8日徳島で生まれる。愛称「MARU」
中学時代よりラグビーをはじめ、同志社大学-神戸製鋼で活躍。
日本代表を13年間つとめ、38キャップを得る。神戸製鋼の7年連続日本一にも貢献。
オックスフォード大学留学中にケンブリッジ大学との定期戦(バーシティーマッチ)に出場して「ブルー」の称号を獲得。
世界選抜でもプレー、同志社大学・神戸製鋼。日本代表ではキャプテンもつとめた。
1989年に山ごもり訓練を体験し、行動科学・禅・東洋哲学に目覚める。
2006年にはNPO法人ヒーローズを設立。理事長に就任。
心のふれあいを大切にした感性開発の道を求めて活動している。
㈱神鋼ヒューマン・クリエイト所属。
著書 「楕円球の詩」(ベースボールマガジン社)
「中学生の教科書」(四谷ラウンド、共著)等
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